2022年度 就活スキルアップセミナー

こんにちは。ぷらすです。

11月25日に まるなか建設株式会社 にて、「2022年度 就活スキルアップセミナー」を開催しました。

 

「就活スキルアップセミナー」は、就労支援事業所や特別支援学校などで一般企業での就職を目指して学習や訓練をされている方を対象に、就職までの道のりや、就労後の実際を知る場を提供し、今後の就職活動に役立てていただく機会として実施しています。

昨年度から開催し、今回で2回目の開催となりました。

今回も前回と同様に現地参加とリモート参加のハイブリット形式で実施しています。

それでは、就活スキルアップセミナーの様子を内容ごとに紹介します。

 

〇お仕事の様子をご紹介

まるなか建設株式会社で働いていらっしゃるFさん、Nさんのお仕事の様子を写真などでご紹介しました。

お二人は、社屋の清掃業務を主に、事務作業や社内の花壇の手入れといった外作業などを担っておられます。

また、普段の業務以外にもアビリンピックへの参加などスキルアップに向けた取り組みもされています。

Fさんから、清掃をする中で気を付けていることとして「社内の会議室や応接室などの設備の使用状況を確認しながら清掃箇所を決めておこなう」ことなど細かく状況把握もしながらされていることなども話してくださいました。

職場担当者の周藤さんからは、日々丁寧に社屋の隅ずみまで綺麗に清掃をしておられることなど、お二人の仕事の様子なども話してくださいました。

 

〇まるなか建設株式会社で働いている職員からの話

 

 

Fさん、Nさんより、就職までの道のりや就職に向けて頑張ったこと、仕事をするうえで気を付けていることなどについてお話をしていただきました。

お二人とも、就職前に職場実習を経験したことで仕事内容や職場の雰囲気などを知ることができ、まるなか建設株式会社への就職を希望したと話されていました。

仕事をするうえで気を付けていることとして、「笑顔で挨拶をすること」「規則正しい生活」などについても話してくださいました。

また、セミナーに参加されている皆さんに向けて

Fさん「就職は大変さもありますが、楽しさややりがいを感じられることでもあるので是非頑張ってください。」

Nさん「就職活動では、会社の方に対して挨拶をしっかりする、分からないことは聞く、きちんと話を聞くなどのことを意識して頑張ってください。」

というメッセージをくださいました。

 

〇会社から求められる人材とは

まるなか建設株式会社 管理部 西村次長 様より、「会社から求められる人材とは」と題し、雇用する立場から会社で働く上で必要なこと、大切なことについてお話をしていただきました。

Fさん、Nさんが、日ごろから挨拶や丁寧な言葉遣いをされていることなどに触れて、社内でのコミュニケーションの基礎となる部分の大切さについて話してくださいました。

仕事をするうえで、向上心をもって取り組むこと、新しいことにチャレンジするといった姿勢が求められることなども話されました。

最後に、セミナーに参加されている皆さんに向けて

「仕事は楽しいことばかりではなく、大変なこともありますが、明日が待ち遠しいと思えるように今日を頑張ることが大切です。」というメッセージをくださいました。

 

〇セミナーに参加された方の感想として

・とても意欲的で働くのが楽しそうに見えた。                                   

・スキルアップに向けて頑張っている姿はかっこいいと思いました。

・チームワークが大事だとわかりました。                 

・お二人ともが「社員さんが気持ちよく安全に仕事ができるよう、 清掃作業を頑張っている」と話され、感動しました。             

・就職した先輩の実際の話が聞けて、どんな力が必要なのか、どのような事に気をつけて 日々の学習を頑張るのか、分かったのではと思います。

・当事者の方や、企業担当者様の話があると非常にイメージがつきやすいので良かった。                                         

など、感想をいただきました。

実際に働いている方や企業の方のお話を聞く機会は、とてもリアルで、参加された方それぞれが感じられたことがあったのではないでしょうか。

今後も、ぷらすでは就職活動に役立てていただけるような機会を開催していけたらと思います😊

はたらくスナップ Nさん

みなさんこんにちは。

今回は、ぷらすのホームページ「はたらくスナップ」を更新しましたので、紹介します。

 

Nさん

雇用企業:島根大学生活協同組合

業務内容:食堂の厨房業務(ソーニョ第1食堂)(主に調理補助・出食業務・接客)

サポート:就職に向けた支援、企業訪問、メールでの仕事の相談、雇用管理のアドバイス

(島根大学ソーニョ第1食堂。白を基調にした明るい雰囲気、まるでフードコートのよう)

 

Nさんは、2021年6月から島根大学内にある食堂で働き始めました。

幼い頃より料理を作ることが好きで、飲食店や食に関する仕事に就き、

美味しいものを食べて喜んでもらいたい思いがありました。

面接では、自分の考えをしっかり伝えることができ、仕事に対する意気込みと

挑戦したい決意が感じられました。

当初は、コロナ禍の影響で始めた学部棟での移動販売の担当になりました。

お弁当の搬入、開店準備、販売、精算という流れが決まっていて、

取り組みやすい業務から徐々に慣れていきました。

(下準備、盛り付けの様子。作業が素早く丁寧で驚きました。)

 

その後、本人の特性に応じた職務や配置先の選定をしていただき、

食堂のカウンター業務に従事しています。メニューの注文を聞いてから、

盛り付け、仕上げをします。決められた個数、分量をバランス良く、美しく、

手早く盛り付けます。昼食時のピーク時には、1,000名以上の来客があり、

行列ができますが、落ち着いて対応しています。

作業やメニューは写真やポイントになる部分を色分けして表示させるなど

可視化してあることで、Nさんにとってわかりやすく、働きやすい職場環境に

なっています。

また、安心して相談ができるよう一緒に働く方からいつも声をかけてもらい

コミュニケーションや人間関係の面での配慮をもらっています。

(唐揚げ 美味しそうでした(^^♪)

 

本人コメント

「初めは、たくさんのお客さんや、外国の方もおられて、焦ったり戸惑ったりすることも

ありましたが、周りの方々に優しくフォローしていただき、徐々に慣れていくことが

できました。今の仕事での目標は、同じ食堂で働くTさんのように、周りに気配りができて

仕事もテキパキできるようになることです。

お昼休憩はみなさんと一緒に食堂のご飯をいただいています。

個人的なおすすめメニューは台湾まぜそばです♪」

(古賀店長さんとツーショット)

 

企業コメント(古賀店長さんから)

「年代層が異なる従業員が多い中で飛び込んできてもらってどうかと心配しましたが、

お母さん世代の従業員にかわいがってもらいながら働いておられます。

仕事ぶりは申し分なく、手も早く、接客も慣れていて一人前にしっかりやってもらっています。

今思えば、入社時には心配しすぎだったと思うほどです。

昼には1000人くらいの学生が来る状況でも動じることなく、落ち着いて、

自分の持ち場をチームワークでこなしておられ、頼もしく感じています。」

障がい者雇用促進フォーラム

ぷらす平崎です。

遅くなりましたが、11月7日に開催された『障がい者雇用促進フォーラム』の報告をいたします。

 

 

 

このフォーラムは、島根県とぷらすが主催となり

障がい者雇用の促進と職場定着を図るため、県内企業や県民の皆さまの

障がい者雇用についての関心と理解を深めることを目的に開催されました。

  

障がい者雇用企業の発表では、ぷらすの登録者も勤務している大昌株式会社 上野専務様より

「障がいは個性【共に働き 支え合う】」というタイトルで、社内でのサポート体制についてのお話がありました。

 

 

ぷらすも、会社訪問や面談をさせて頂いており、上野専務様のお話を聞いて、

改めて、会社のサポートの厚さや温かさを感じました。

 

続いての当事者発表では、登録者の久家香帆子さんの発表がありました。

松江記念病院で、看護助手として、環境整備の仕事を3年間頑張っていらっしゃいます。

 

実習から就職が決まったこと、一度は辞めたくなりながらも、

頑張って来たこれまでのこと、今は、乗り越えて充実した毎日を

おくっていることなどをお話されました。

 

     

本番まで、ぷらすで何度も発表の練習をされた成果もあり、堂々とした発表でした。

参加者からのアンケートでは「一生懸命頑張っている姿が伝わった」「わかりやすいお話だった」

などと、双方とも、好評でした。

 

  

久家さんの発表を聞きにいらっしゃったこれまでの支援者のみなさんと記念撮影もしました。

みなさんからも「良い発表でしたよ!」と絶賛でした。

ぷらすは、今後とも、働く人、働いている企業を応援しながら、

圏域での取り組みにも積極的に関わっていきます。

今年もジョブガイダンスを開催しました

こんにちは。ぷらすです。

 

10月26日に「ジョブガイダンス2022」を開催しました。

「ジョブガイダンス」は、一般就労にむけて学習や訓練をされている方を対象に、

就職活動に関する学びの場を提供することを目的として、実施しています。

今年度はコロナ禍にも関わらず、61名の方がご参加くださいました。

ジョブガイダンスの様子を、講座ごとに簡単にご紹介します。

 

①履歴書講座

ハローワークの山﨑様よりお話いただきました。履歴書は応募者と

企業さんにとってファーストコンタクト(初めての出会い)の機会。

心をこめて丁寧に書くことが大切であること等、内容のみならず

心構えについても教えていただきました。

 

②公開模擬面接

採用面接の場面を体験(参観)していただきたいと思い、

模擬面接のコーナーを用意しました。

今回は模擬面接希望者の中から学生の方と就労支援機関で

訓練をされている方それぞれ1名に体験していただきました。

多人数が参観する緊張する場面でしたが、お二人とも堂々とした

受け答えをされ、面接官役の講師からは「ほぼ100点」の評価でした。

本番にむけて「さらに良い受け答えをする」ための助言もいただきました。

実際の場を想定して試してみると、たくさんの気づきが得られます。

 

③講話

講話1ではごうぎんチャレンジドの秦所長より、

「企業で働くために大切なこと」と題し、働く上での心構え、

学生と社会人との違い、組織で働く意義について等、

企業様の視点からとてもわかりやすく教えていただきました。

講話2では、元ハローワーク障害者雇用担当の川谷様より、

「企業の求める人材像」と題し、「人生100年時代に求められるスキル」について等、

大変興味深いお話をしていただきました。秦様も川谷様も、

働く上では「素直な心」が大切です、と結ばれました。

たくさんの学びが詰め込まれたジョブガイダンスとなりました。

メモをとる姿、真剣に話を聞く姿等見られ、参加者の皆様には

積極的にご参加いただきました。

学んだことは、実行することで自分の物になると言われています。

まずは、今日できるところからチャレンジしていけると良いですね。

 

ここで、ぷらす新人職員の紹介をさせていただきます☆

橋本 菜々美(はしもと ななみ)と申します。

ぷらすに配属となりました。

利用者様にしっかりと寄り添い、皆様が安心して仕事や生活が

行えるよう皆様と一緒に頑張っていきたいと思います。

令和4年度第1回ぷらす事業所連絡会・圏域連携会議

ぷらす平崎です。今回は6月28日に開催した令和4年度第1回ぷらす事業所連絡会・圏域連携会議についてお伝えします。

当日は、行政、福祉、医療、教育、労働、企業など様々な職域から54名のご参加がありました。たくさんのご参加、ありがとうございました。

コロナウィルスの感染拡大予防の観点から連絡会、連携会議とも1時間ずつの時間設定になってしまい、充分に意見交換をしたり考えを深めたりすることができず残念でした。

限られた時間での時間配分を検討し、次回以降は、改善できるようにと考えています。

また、初めて開催した圏域連携会議では、「お互いの顔や名前を知ることができて、連携のきっかけができてよかった。」という感想を頂いた一方で、さらに一歩進んで「交流がしたいという感想も頂いていますので、今後、圏域の支援者のみなさまの交流の場となるような企画を開催します。

   

当日アンケートに寄せられたご質問に各機関様に問い合わせをしましたので、お答えをします。

  

①主任職場定着支援員は松江圏域以外の圏域でも配置されていますか?

(回答)島根県内は出雲障害者就業・生活支援センターリーフにも配置されています。

 県内はこの2名です。

   

②障害者雇用の企業に配布用の対応マニュアルの冊子が欲しいが、どうしたらよいか?

(回答)

各障害種別の対応の仕方等企業向けの様々な冊子は島根障害者職業センターに在庫もあるようです。お取り寄せのご相談も受けてくださるようですのでぜひ、お問い合わせをされてみてください。

   

③失業保険の手続き等や説明会が障害者の方には難しいことが多いが、ぷらすの登録がなくてもサポートはしてもらえるか?

(回答)

離職後に就職活動を考えられると思いますので、手続きの前に登録をしていただき、状況を把握した上で、サポートをさせていただきます。

また、お一人で窓口に行かれた場合に、ハローワークからは、ご家族の同行をすすめられたり、支援機関(ぷらす等)のご紹介をされたりするそうですので、その機会にご登録をされてはいかがでしょうか?

ぷらすの支援内容から、失業保険の手続きのみのサポートは難しいので、その点はご了承いただけると幸いです。

  

④一般企業は初めての障害者雇用に対して不安が強いが、ぷらすはどのような企業支援ができるか?

(回答)

企業支援にも力を入れています。「出前講座」により、障害特性等の説明を企業に出向いて行うこともあります。

また、企業のお困りごとの内容に応じては、ハローワークや職業センターと連携して一緒に訪問し、障害者雇用についてトータルでご説明をすることもあります。企業からのご不安の声を伺われたら、ぜひぷらすへご連絡くださいませ。それぞれの企業向けのオーダーメイドの支援を提供させていただきます。

   

そのほか、会議中に出ていた医療や就労移行支援事業所へのご意見は直接該当の事業所へお伝えさせていただきます。

ご参加に加え、アンケートへのご協力もありがとうございました。頂いた意見は、今後の圏域のネットワークの連携推進に役立てさせていただきます。

今後ともよろしくお願いいたします。