「就労選択支援を知る」研修会報告

10月24日に開催されました「就労選択支援を知る」研修会(ぷらす主催・松江市後援)

の報告をします。

当日は56名、福祉、行政、医療、教育・・・就労選択支援で重要なキーワードとなる「多機関」の皆様が参加されました。

研修は、松江市の行政説明で幕を開けました。

続いて、就労選択支援のポイントである「質の高いアセスメント」について

「今だから考えよう 就労におけるアセスメントとは?」と題して

島根障害者職業センター 松浦主任様よりご講話をいただきました。

今回の研修の目玉は、就労選択支援における多機関連携のデモンストレーションでした。

架空事例をもとに、就労選択支援の多機関連携の場面をデモンストレーションとして再現

をしてみました。

デモンストレーターとして、松江市曽田係長様、絆浅津所長様、アクティブ‘99陰山様にも

ご協力いただき、リアルな多機関連携会議の再現ができました。

参加の皆様からも「デモンストレーションを見て、理解が深まった」との声を多くいただきました。

デモンストレーションを見て、実際に松江市版のアセスメントシートを記載してみる体験を通し

話を聞くだけの研修ではなく、体験で学ぶ研修になったかと思います。

見る、記載する、の体験の後に、桑友青山理事長より、多機関連携の在り方やアセスメントシートの

内容についての解説がありました。体験した後の解説で、とても理解しやすかったと好評でした。

就労選択支援の制度をより効果的に、有意義に活用しよう、活用したいと思うたくさんの皆様と

共に、学ぶ機会を得られたことは、大変ありがたく感じました。

引き続き、ぷらすでは、圏域の皆様のニーズに沿うような研修会を開催していきますので、

今後とも、よろしくお願いいたします。

アンケートよりいただいた質問に回答をさせていただきます。

  • 就労選択支援を利用する際、本人がどんな希望をされた時に利用するのか?
  • B型を利用されている場合、一般を希望された時?A型へのステップアップを希望とされた時?サビ管はどこに連絡したら良いか?
令和7年10月以降、就労継続支援B型の利用申請前に、原則として 就労選択支援を利用する。また、新たに就労継続支援A型を利用する 意向がある者及び就労移行支援における標準利用期間を超えて利用する意向のある者は、支援体制の整備状況を踏まえつつ、令和9年4月以降、原則として就労選択支援を利用する。

原則は、上記の通りですが、「自分に合った働き方を探したい」と思われた時には、ぜひ、松江市のホームページからチラシを参照いただき、ご利用の相談員さんにお声かけ、ご相談いただければと思います。

https://www.city.matsue.lg.jp/soshikikarasagasu/kenkofukushibu_shogaishafukushika/6/3/22287.html

  • 現在、B型等のサービスを利用している方は、選択支援を利用できるか?

→ステップアップを考えている場合等は、相談員さんにご相談の上、利用に向けられるとよいかと思います。そのようなケースがあることは、労働局(ハローワーク)等も理解していらっしゃいます。

  • 実際には事業所ができてからになるのでしょうか。

→その通りです。事業所がない場合は、従来の直Bアセスメントでの対応となります。

  • 高校在籍中に卒業後の就職に向けて、就労選択支援を受けることはできるか?

→B型の利用を希望していらっしゃる等であれば、就労選択支援を受けていただくことになります。

 相談員さんがついていらっしゃる方は相談員さんにご相談ください。ない場合は、絆さんへご相談

 ください。(保護者さんへの説明等は、松江市のチラシをご参照ください)

  • 今後、就労選択支援をされるところはどこがあるのか、どのような手続きが必要か

→11月末現在、松江市では選択支援事業所は開始していません。手続きについては、特別支援学校等

学生さんであれば、進路相談会等でご確認ください。成人の方であれば、利用の相談員さんもしくは、

 絆さんにご相談ください。

また、研修会で講師をして下さった、障害者職業センターの松浦主任様から、デモンストレーションと松江市版アセスメントシートの記載内容、アセスメントの視点についての指導講評をいただいております。

参加の皆様におかれましては、当日資料と共に、この指導講評をご参照いただきますと、大変学びが深まるかと思います。ぜひぜひ、ご活用くださいませ。

≪PDFはこちら

「はたらくスナップ Iさん」

みなさんこんにちは。

今回は、ぷらすのホームページ「はたらくスナップ」を更新しましたので、紹介します。

Iさん(製造業)

雇用企業: ナカバヤシファクトリー株式会社 松江アライアンス

作業内容: 製品の組み立て、梱包など

サポート:定期的な職場訪問、在職者交流会縁ingの情報提供

本人コメント:「入社して丸6年たちました。製品はもちろんですが、梱包材にも傷や汚れが付かないように注意して仕事をしています。休みの日に街中で、自社製品を見かけるととても嬉しい気持ちになります。製品が出来上がっていく過程に興味を持っていて、将来的には全ての工程を経験して、全部自分で作れるようになりたいです。」

企業コメント:「何事にも真面目に取り組まれるので、安心して仕事を任せることができています。大きい物も自身でコツを掴んで運んでおられます。ここ1~2年は特に成長を感じています。この春からは、社内改善活動の1つである環境委員会の委員となっていただいたり、後輩社員に仕事を教えたりする姿も見られるようになりました。今後も、このまま前向きな気持ちで成長していただけたらと思います。」

支援担当のコメント:「入社された時は、ご本人の希望でもあった1つの作業を繰り返し行う作業に従事されていました。1年くらい経過したところで部署が変わり、徐々に仕事の幅が拡がっていきました。ステップアップすることへの不安感が強い時期もありましたが、企業ご担当者さまの具体的なご助言を通じて乗り越えられました。今では臨機応変に組立・梱包作業ができるようになり、責任感をもって仕事をする姿が見られます。」

関連リンク:梱包の工程を撮影させていただきました、動画はこちらから!

(常に丁寧な取り扱いを心掛けるIさん) 

 (資材の補充も状況を見ながらタイミングよく行われます)

「2025年度 ぷらす連絡会及び交流企画 お申し込みの方へ」

2025年 ぷらす連絡会及び交流企画のお申し込みフォームです。

下記から入力をお願いいたします。

https://ws.formzu.net/fgen/S391936440

連絡会・交流企画の詳細については以下の通りです。

〇日 時:2025年7月2日(火)13:30~16:30(受付13:15~)

〇場 所:松江テルサ4階中会議室 ※駐車場代は実費ご負担になります。

〇内 容:

(1)連絡会(13:30~15:20)

 ・2024年度ぷらす事業報告

 ・2025年度ぷらす事業計画

 ・ぷらす支援事例紹介「“働きたい”を“ずっと働いている”へつなげる」

 ・各関係機関(ハローワーク、障害者職業センター 他)からの情報提供

(2)交流企画(15:30~16:30)

 「圏域の就労支援のつながりを広げましょう~顔の見える支援をめざして~」

2024年度 ぷらす研修等開催報告

こんにちは。ぷらすです。

今回は、2024年度にぷらすが開催した研修等のご報告です。

様々な企業、関係機関の方々にご協力をいただきまして研修等を開催いたしました。

今年度も参加者のみなさまにとって有意義な内容となるような研修等を企画したいと考えておりますので、ぜひご参加ください。

〇6月 2024年度 ぷらす 連絡会および交流会(関係機関向け)

 連絡会では、2024年度活動計画のほか、支援事例の紹介を行いました。支援事例を通して、ぷらすの支援内容や様々な機関との連携について知っていただく機会になればと思い、新たな試みとして行いました。参加者アンケートでも「事例紹介が参考になった」と好評の声をいただきました。

 交流会では昨年度好評をいただいた「障がいのある方の働くについて知りたい&聞きたい&話したい」カフェPARTⅡを開催しました。「一般就労に向けて使える制度や方法を知りたい」「就労支援事業所同士での情報交換」「色々な支援機関がどんなことをしているか知りたい」「就労選択支援って?」などのテーマについて、少人数のテーブルで意見交換や情報提供などを行いました。行政、福祉、医療、教育、労働など様々な職種の方にご参加いただき、今後の連携につながる機会になったという感想をいただきました。

和気あいあいとした交流会の様子

〇8月 はたらくステップジャンプ 「コミュニケーションセミナー」(在職者・企業担当者向け)

 はたらくステップジャンプとは、ぷらすが提供する企業で働く障害がある方の学びの場です。学びを通してお仕事のスキルアップ、モチベーションアップ、日々の振り返りにつなげ、職業生活の充実を図っていきます。今回のテーマはコミュニケーションです。社内の円滑なコミュニケーションを促進し、相互理解、業務パフォーマンスの向上を目指します。

具体的な内容としては、(株)プロテリアルハローの森本様から「就業の心得」についての講義を、島根障害者職業センター様から「報告・連絡・相談の実践」について講義とグループワークを実施していただきました。

参加者のみなさんが主体的に参加していただき、感想を見ると良い反応が多かったので、また継続していけたらと思います。

講義を真剣に聞く在職者の参加者

〇11月 スキルアップセミナー 企業見学会(求職者向け・関係機関向け)

 一般企業で働くことを目指す障害のある方を対象に、実際の職場環境や業務の様子を見たり体験談等を聞いたりすることで就労後の実際を知り今後の就職活動に活かしてもらいたいとの目的で、職場見学会を開催しました。今年は松江にある日野自動車様を訪問し、大型トラックが出入りする中、整備で忙しく働いておられるリアルな現場を見学しました。入社10年になる方は大型免許を取得し仕事の幅が広がったこと、入社2年目の方は整備士を目指して奮闘中であることをお話されました。「働くことは大変だけど自分自身が成長できるので皆さんも頑張ってください」とエールを頂きました。

工場内の見学の様子

〇12月 障害者雇用推進セミナー「共に働きやすい職場づくり~合理的配慮について考える」(企業担当者向け)

私たちは日々、多くの企業から障害のある方の雇用や合理的配慮について等の悩みや困りごとの相談を受けています。合理的配慮の提供が義務化され、いま一度、目的や制度についての確認をする必要性が高まっています。企業が抱える不安が軽減することで、障害のある方の職場定着や、ともに安心して働き・支えることに繋がると思い開催しました。島根労働局 大石地方障害者雇用担当官様より合理的配慮とはどのような内容かの説明を頂き、その後、青山商事株式会社 細川孝志様より合理的配慮を行う際のポイントや具体的な事例についてお話しいただきました。セミナーには、約40名を超える企業の方にご参加していただきました。

細川様の講演に熱心に耳を傾ける参加企業担当者

〇2月 就労選択支援セミナー(関係機関向け)

令和7年の10月から始まる新しい福祉サービス「就労選択支援」についての最新情報を、厚生労働省の鈴木担当官様から説明をしていただきました。

今回は、島根県内7か所の就業・生活支援センターが主催し、島根県、松江市の共催をもって開催したこともあり、県内全域から120名を超える参加者がありました。

 鈴木担当官様の説明は、大変気持ちのこもった熱いものでした。現在の就労支援の仕組みの一つである「直B」利用について、これが形骸化してはいけない理由を、就労系福祉サービスの目的を丁寧に紐解きながら、お話をしていただきました。そこでこれから始まる「就労選択支援」の仕組みを形骸化することなく、一人ひとりの多様な「働きたい」に応えられるような仕組みとなるように…との思いを伺いました。

 また、松江市の就労アセスメントワーキングチームの実践報告を松江市障がい者福祉課の曽田係長様よりお話をしていただきました。この実践報告について、鈴木担当官様より「松江市の取り組みは国内でも先進的」「島根県の他の地域も参考にするとよい」との評価をいただきました。ワーキングチームを主催しているぷらすとしては、大変励みになるうれしいお言葉となりました。

鈴木担当官様の80分を超える熱のこもった説明でしたが、みなさん食い入るように聞いて下さいました