はたらくスナップ「Sさん(介護)」

みなさんこんにちは。

今回は、ぷらすのホームページ「はたらくスナップ」を久々に更新しましたので、紹介します。

 

Sさん

雇用企業:サンキ・ウエルビィ株式会社 小規模多機能センター松江

業務内容:介護

サポート:企業訪問による定着支援(入社時のみ)、メールによる仕事・生活状況の確認

  

 (利用者様と目線をあわせ、笑顔を絶やさないSさん)

   

Sさんは、平成31年4月から新社会人として働きはじめ、3年目を迎えられました。

在学中から介護の仕事に興味があり、サンキさんにて職場実習を重ね、無事就職となりました。

入社時は介護に関する資格はもっておられませんでしたが、2年目に職場からの勧めもあり、介護実務者研修にチャレンジされました。資格取得にむけて、自分なりにノートにまとめてみたり、わからないことは先輩職員さんに質問しながら準備を進め、無事に取得されました。その後、夜勤も任されているようです。

先日、久しぶりに職場訪問をすると、入社時の緊張感がとれ、柔らかい表情で利用者様や職員さんとやりとりされている姿が印象的でした。

今では職場での困りごとについて、ご自身で上司の方と直接相談できているようです。

また、介護福祉士の取得にむけて勉強中とのこと。今後のご活躍が楽しみです。

  

(引継ぎ時の表情は真剣です)

     

本人コメント

「介護の仕事をして3年が経ちます。入社したばかりのころは緊張しっぱなしでした。今は緊張もなく毎日楽しく働いています。6月に自動車免許を取得したので今後は訪問や送迎に出ることを目標にしています。現在は介護福祉士の資格取得に向けて勉強中です。頑張って必ず取ろうと思います」

企業コメント

「夜勤業務や日勤のフロアリーダーも任せられるほど成長されています。利用者様にもいつも笑顔で接しており頼もしい存在になっています。今後ますます成長できるようにチーム全員でフォローを続けていきます。」

支援者コメント

「Sさんは、利用者様とのコミュニケーションが丁寧で、いつも優しい眼差しでケアをされています。“介護職が好き”というのが見ていてよくわかります。入社されて間もない頃は、時折職場の担当者の方からぷらすに連絡をいただき、新卒社会人のSさんについて細やかにご相談くださいました。仕事や社会人生活が軌道にのり、今では支援機関がサポートすることは殆どありません。職場での信頼も厚く、着実に成長をされているようです。自動車免許が取れた時など、Sさんからぷらすに嬉しい報告お聞きすることもあります。」

令和4年度第1回ぷらす事業所連絡会・圏域連携会議

ぷらす平崎です。今回は6月28日に開催した令和4年度第1回ぷらす事業所連絡会・圏域連携会議についてお伝えします。

当日は、行政、福祉、医療、教育、労働、企業など様々な職域から54名のご参加がありました。たくさんのご参加、ありがとうございました。

コロナウィルスの感染拡大予防の観点から連絡会、連携会議とも1時間ずつの時間設定になってしまい、充分に意見交換をしたり考えを深めたりすることができず残念でした。

限られた時間での時間配分を検討し、次回以降は、改善できるようにと考えています。

また、初めて開催した圏域連携会議では、「お互いの顔や名前を知ることができて、連携のきっかけができてよかった。」という感想を頂いた一方で、さらに一歩進んで「交流がしたいという感想も頂いていますので、今後、圏域の支援者のみなさまの交流の場となるような企画を開催します。

   

当日アンケートに寄せられたご質問に各機関様に問い合わせをしましたので、お答えをします。

  

①主任職場定着支援員は松江圏域以外の圏域でも配置されていますか?

(回答)島根県内は出雲障害者就業・生活支援センターリーフにも配置されています。

 県内はこの2名です。

   

②障害者雇用の企業に配布用の対応マニュアルの冊子が欲しいが、どうしたらよいか?

(回答)

各障害種別の対応の仕方等企業向けの様々な冊子は島根障害者職業センターに在庫もあるようです。お取り寄せのご相談も受けてくださるようですのでぜひ、お問い合わせをされてみてください。

   

③失業保険の手続き等や説明会が障害者の方には難しいことが多いが、ぷらすの登録がなくてもサポートはしてもらえるか?

(回答)

離職後に就職活動を考えられると思いますので、手続きの前に登録をしていただき、状況を把握した上で、サポートをさせていただきます。

また、お一人で窓口に行かれた場合に、ハローワークからは、ご家族の同行をすすめられたり、支援機関(ぷらす等)のご紹介をされたりするそうですので、その機会にご登録をされてはいかがでしょうか?

ぷらすの支援内容から、失業保険の手続きのみのサポートは難しいので、その点はご了承いただけると幸いです。

  

④一般企業は初めての障害者雇用に対して不安が強いが、ぷらすはどのような企業支援ができるか?

(回答)

企業支援にも力を入れています。「出前講座」により、障害特性等の説明を企業に出向いて行うこともあります。

また、企業のお困りごとの内容に応じては、ハローワークや職業センターと連携して一緒に訪問し、障害者雇用についてトータルでご説明をすることもあります。企業からのご不安の声を伺われたら、ぜひぷらすへご連絡くださいませ。それぞれの企業向けのオーダーメイドの支援を提供させていただきます。

   

そのほか、会議中に出ていた医療や就労移行支援事業所へのご意見は直接該当の事業所へお伝えさせていただきます。

ご参加に加え、アンケートへのご協力もありがとうございました。頂いた意見は、今後の圏域のネットワークの連携推進に役立てさせていただきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

第1回はたらくステップジャンプ「おそうじセミナー」

こんにちは。ぷらす岡田です。

8/24(火)いきいきプラザにて開催した第1回はたらくステップジャンプ「おそうじセミナー」についての報告です。

 

はたらくステップジャンプとは、“一般企業で働く障害のある方”と“雇用企業の担当者の方”を対象にした、「スキルアップ・モチベーション向上・ビジネスマナーの習得・日々の業務の振り返りなど」を目的とした「学びの場や交流の場」です。

日ごろ障害者雇用でお世話になっている企業さんを少しでもサポートできることはないだろうかと考えて、生まれた企画です。

みなさん、日々の仕事に一生懸命で、なかなか入社後に研修などの機会がないのが実情です。そういった方々が企業の一員として企業から送り出される形で研修に参加できるように進めてきました。

 

その第1回目として、「おそうじセミナー」を開催しました。

ぷらす登録者の方には、高齢者施設、保育所、病院、社内などで清掃業務に従事している方が多いということで、初回は清掃をテーマにしました。

 

前半は、株式会社ダスキンサーヴ中国四国 西川津店の安岡支店長から「清掃の心得・基礎~お掃除をする目的とは~」という題で講話いただきました。

 

 

(モップの使い方も実演していただきました)

 

後半は、グループホーム本郷で清掃業務をされている堀尾さんの実際の業務を動画で観ながら、具体的な清掃のポイントを確認していきました。事前にグループホーム本郷さんで撮影させていただきました。

 

ここで参加者の方の感想を一部抜粋します。

・そこを使う人が健康に過ごすために掃除をするということが学べた。

・上から下に、奥から手前になど、掃除の基本が学べた。

・掃除は人を笑顔にすることなのできっちりしていきたいです。

・ゴミ箱の掃除はやったほうが良いと思った。

・ぜひ、おそうじセミナー第2弾をもう少し時間を長くして開催してほしいです。

 

加えて、この日、美作大学からぷらすに実習にきていた学生の土屋さんが、参加者の方へインタビューをしてくださいました。

Aさん(ぷらす登録者)「今まで網戸の掃除を老人ホームの利用者さんのためにやりたかったが、学ぶところがなかった。しかし、今回こういった機会を作ってもらえ、すごく嬉しかったです。」

Bさん(企業)「今まで障害者雇用をしている職員に対して、業務を私たちが教えたり、ジョブコーチさんが教えたりと、そういったことしかできておらず、なかなか研修の機会を作ることができませんでした。しかし、今回こういった機会があり、本人たちの意欲を高めることができ、私たちも必要な用具や、正しい清掃のやり方を知ることができたので、これから用具の見直しや、掃除のやり方の見直しなど、もっと職場環境を良くするよう努力しようと思いました。」

 

今回初めて開催するに当たって、その主旨と内容を説明にそれぞれの会社さんへ訪問させていただきました。事前にも、そして実際に実施してからも、みなさんから学びや交流の場がほしいという手ごたえを感じることができました。

 

今後も継続して、このような内容で開催していきたいと思います。

内容のご希望ありましたらぷらすまでご連絡ください。