はたらくスナップ Nさん

みなさんこんにちは。

今回は、ぷらすのホームページ「はたらくスナップ」を更新しましたので、紹介します。

 

Nさん

雇用企業:島根大学生活協同組合

業務内容:食堂の厨房業務(ソーニョ第1食堂)(主に調理補助・出食業務・接客)

サポート:就職に向けた支援、企業訪問、メールでの仕事の相談、雇用管理のアドバイス

(島根大学ソーニョ第1食堂。白を基調にした明るい雰囲気、まるでフードコートのよう)

 

Nさんは、2021年6月から島根大学内にある食堂で働き始めました。

幼い頃より料理を作ることが好きで、飲食店や食に関する仕事に就き、

美味しいものを食べて喜んでもらいたい思いがありました。

面接では、自分の考えをしっかり伝えることができ、仕事に対する意気込みと

挑戦したい決意が感じられました。

当初は、コロナ禍の影響で始めた学部棟での移動販売の担当になりました。

お弁当の搬入、開店準備、販売、精算という流れが決まっていて、

取り組みやすい業務から徐々に慣れていきました。

(下準備、盛り付けの様子。作業が素早く丁寧で驚きました。)

 

その後、本人の特性に応じた職務や配置先の選定をしていただき、

食堂のカウンター業務に従事しています。メニューの注文を聞いてから、

盛り付け、仕上げをします。決められた個数、分量をバランス良く、美しく、

手早く盛り付けます。昼食時のピーク時には、1,000名以上の来客があり、

行列ができますが、落ち着いて対応しています。

作業やメニューは写真やポイントになる部分を色分けして表示させるなど

可視化してあることで、Nさんにとってわかりやすく、働きやすい職場環境に

なっています。

また、安心して相談ができるよう一緒に働く方からいつも声をかけてもらい

コミュニケーションや人間関係の面での配慮をもらっています。

(唐揚げ 美味しそうでした(^^♪)

 

本人コメント

「初めは、たくさんのお客さんや、外国の方もおられて、焦ったり戸惑ったりすることも

ありましたが、周りの方々に優しくフォローしていただき、徐々に慣れていくことが

できました。今の仕事での目標は、同じ食堂で働くTさんのように、周りに気配りができて

仕事もテキパキできるようになることです。

お昼休憩はみなさんと一緒に食堂のご飯をいただいています。

個人的なおすすめメニューは台湾まぜそばです♪」

(古賀店長さんとツーショット)

 

企業コメント(古賀店長さんから)

「年代層が異なる従業員が多い中で飛び込んできてもらってどうかと心配しましたが、

お母さん世代の従業員にかわいがってもらいながら働いておられます。

仕事ぶりは申し分なく、手も早く、接客も慣れていて一人前にしっかりやってもらっています。

今思えば、入社時には心配しすぎだったと思うほどです。

昼には1000人くらいの学生が来る状況でも動じることなく、落ち着いて、

自分の持ち場をチームワークでこなしておられ、頼もしく感じています。」

障がい者雇用促進フォーラム

ぷらす平崎です。

遅くなりましたが、11月7日に開催された『障がい者雇用促進フォーラム』の報告をいたします。

 

 

 

このフォーラムは、島根県とぷらすが主催となり

障がい者雇用の促進と職場定着を図るため、県内企業や県民の皆さまの

障がい者雇用についての関心と理解を深めることを目的に開催されました。

  

障がい者雇用企業の発表では、ぷらすの登録者も勤務している大昌株式会社 上野専務様より

「障がいは個性【共に働き 支え合う】」というタイトルで、社内でのサポート体制についてのお話がありました。

 

 

ぷらすも、会社訪問や面談をさせて頂いており、上野専務様のお話を聞いて、

改めて、会社のサポートの厚さや温かさを感じました。

 

続いての当事者発表では、登録者の久家香帆子さんの発表がありました。

松江記念病院で、看護助手として、環境整備の仕事を3年間頑張っていらっしゃいます。

 

実習から就職が決まったこと、一度は辞めたくなりながらも、

頑張って来たこれまでのこと、今は、乗り越えて充実した毎日を

おくっていることなどをお話されました。

 

     

本番まで、ぷらすで何度も発表の練習をされた成果もあり、堂々とした発表でした。

参加者からのアンケートでは「一生懸命頑張っている姿が伝わった」「わかりやすいお話だった」

などと、双方とも、好評でした。

 

  

久家さんの発表を聞きにいらっしゃったこれまでの支援者のみなさんと記念撮影もしました。

みなさんからも「良い発表でしたよ!」と絶賛でした。

ぷらすは、今後とも、働く人、働いている企業を応援しながら、

圏域での取り組みにも積極的に関わっていきます。

第2回おそうじセミナー

こんにちは。ぷらすです。

10月18日(火)に、はたらくステップジャンプ「第2回おそうじセミナー」を開催いたしました。
その様子をご報告します。

はたらくステップジャンプとは、一般企業で働く障害のある方と雇用企業の担当者の方を
対象にした学びと交流の場です。

研修を通して、新たな学びや、個々の業務の振り返りとして活用していただき、
モチベーションアップ、スキルアップなどにつなげていただきたいと考えています。

第1回に引き続き、ダスキンサーブ中国四国 西川津支店 安岡支店長に講師をお願いしました。

実際の介護施設での(ぷらす登録者の方の)清掃の様子を動画で見たり、
モップの使い方を実演で教わったり、質疑応答を交えながら、
安岡支店長からアドバイスをいただいたりしました。

(みなさんメモを取ったり、頷いたりして、熱心に聞いていらっしゃいました)

清掃の目的は、そこを使用する人が健康に過ごせるために実施する。
清掃は、毎日継続して、長く続けることが大切なので、
楽に(効率的に)、安全に実施することが大切とのことです。

また、掃除の4原則や、清掃のやり方、道具の選定やメンテナンスの重要性も教えていただきました。

(モップの使い方も実演で教えていただきました)

とても充実した学びの時間になりました。

そして、今回は初の試みとして、
障害者雇用に取り組んでいる企業の担当者様の交流会を開催しました。

(清掃という共通点があったので話もスムーズに進みました)

障害者雇用に関する悩みや不安を共有し、気づきや支援のきっかけを
何か一つでももって帰っていただければ、と企画した新しい取り組みでした。

企業の担当者様より、具体的なお話や様々なご質問をいただき、
とても有意義な交流ができたのではと思います。

参加された方の感想では、

・他社の具体的な取り組みについてなど、参考になった。

・企業としてできること、支援機関との役割について理解できた。

・支援機関やジョブコーチ制度をうまく活用することが職場定着に繋がることがわかった。

など感想をいただきました。

今後もぷらすでは、障害者雇用に関する情報発信や、交流の機会を通して、
障害のある方にとっても企業にとっても働きやすい職場作りを一緒に考えていければと思っています。

ご要望等あればいつでもぷらすまでご連絡ください。

企業内勉強会(出前講座)

こんにちは、ぷらすの岡田です。

今日は、企業内勉強会(出前講座)の報告をさせていただきます。

2/26(土)に、普段、障害者雇用でお世話になっている企業さんに伺い、障害についての勉強会を実施させていただきました。

勉強会のテーマは「誰もが気持ちよく働ける職場づくり~障害を理解し共に働く~」でした。

社長さんから事前にお話を伺い、今回の勉強会を「誰もが気持ちよく働ける職場づくりの一環にしたい。障害への理解を通して、大事な社員みんなに成長してもらいたい」という思いを聞かせていただきました。

ぷらすからは、「障害について」「障害の方が働きやすい(力が発揮できる、困りごとが軽減できる)工夫や配慮について説明」をさせていただきました。

また、こちらが一方的に話をするのではなく、みなさんで意見交換(グループワーク)も実施しています。みなさんからとても前向きなお話をたくさん聞かせていただき、こちらも勉強になり、ぷらす(支援者)にとっても良い学びの機会となりました。

帰りがけに従業員さんからも「やって良かったです!」と嬉しい感想をいただきました。

今後も、企業さんとぷらすで協力しながら、障害者雇用に取り組んでいけたらと思います。

ぷらすでは、このように企業さんからの要望に基づいた(それぞれの目的に合わせた)勉強会を実施しますので、ご希望があればぜひお気軽にご相談ください。

第1回はたらくステップジャンプ「おそうじセミナー」

こんにちは。ぷらす岡田です。

8/24(火)いきいきプラザにて開催した第1回はたらくステップジャンプ「おそうじセミナー」についての報告です。

 

はたらくステップジャンプとは、“一般企業で働く障害のある方”と“雇用企業の担当者の方”を対象にした、「スキルアップ・モチベーション向上・ビジネスマナーの習得・日々の業務の振り返りなど」を目的とした「学びの場や交流の場」です。

日ごろ障害者雇用でお世話になっている企業さんを少しでもサポートできることはないだろうかと考えて、生まれた企画です。

みなさん、日々の仕事に一生懸命で、なかなか入社後に研修などの機会がないのが実情です。そういった方々が企業の一員として企業から送り出される形で研修に参加できるように進めてきました。

 

その第1回目として、「おそうじセミナー」を開催しました。

ぷらす登録者の方には、高齢者施設、保育所、病院、社内などで清掃業務に従事している方が多いということで、初回は清掃をテーマにしました。

 

前半は、株式会社ダスキンサーヴ中国四国 西川津店の安岡支店長から「清掃の心得・基礎~お掃除をする目的とは~」という題で講話いただきました。

 

 

(モップの使い方も実演していただきました)

 

後半は、グループホーム本郷で清掃業務をされている堀尾さんの実際の業務を動画で観ながら、具体的な清掃のポイントを確認していきました。事前にグループホーム本郷さんで撮影させていただきました。

 

ここで参加者の方の感想を一部抜粋します。

・そこを使う人が健康に過ごすために掃除をするということが学べた。

・上から下に、奥から手前になど、掃除の基本が学べた。

・掃除は人を笑顔にすることなのできっちりしていきたいです。

・ゴミ箱の掃除はやったほうが良いと思った。

・ぜひ、おそうじセミナー第2弾をもう少し時間を長くして開催してほしいです。

 

加えて、この日、美作大学からぷらすに実習にきていた学生の土屋さんが、参加者の方へインタビューをしてくださいました。

Aさん(ぷらす登録者)「今まで網戸の掃除を老人ホームの利用者さんのためにやりたかったが、学ぶところがなかった。しかし、今回こういった機会を作ってもらえ、すごく嬉しかったです。」

Bさん(企業)「今まで障害者雇用をしている職員に対して、業務を私たちが教えたり、ジョブコーチさんが教えたりと、そういったことしかできておらず、なかなか研修の機会を作ることができませんでした。しかし、今回こういった機会があり、本人たちの意欲を高めることができ、私たちも必要な用具や、正しい清掃のやり方を知ることができたので、これから用具の見直しや、掃除のやり方の見直しなど、もっと職場環境を良くするよう努力しようと思いました。」

 

今回初めて開催するに当たって、その主旨と内容を説明にそれぞれの会社さんへ訪問させていただきました。事前にも、そして実際に実施してからも、みなさんから学びや交流の場がほしいという手ごたえを感じることができました。

 

今後も継続して、このような内容で開催していきたいと思います。

内容のご希望ありましたらぷらすまでご連絡ください。